特別企画 |
シリーズ第一弾
高原の無人の峡にて一夜を明かすぞ旅 第5回
テントを張り終わるとやはり人心地つく。
みんな無言になった。
周囲より一段低い場所にある無人の駅のため、すっぽりと山に覆われている感じがする。
虫の声が響いてくる。
空には雲に邪魔されまいとする月が自分を主張していた。
時間がゆっくりとたつのが感じられた。
が、腹減った〜!
感傷に浸っている場合ではない。
もう夜の10時やんけ。
普通のキャンプならとっくにおやすみなのに、俺達はまだテントを張り終わったところやんけ。
食うぞ〜、バーベキューやあ。
ランタンに灯をともし食事の準備を始めた
----------------第4幕 不思議なお食事----------------
「よおし、食材を出すぞ。」
「まずは・・・・・・・。」
「まずは・・・・・・・?」
ジャンジャジャーン!
「里芋〜♪」
フツーは肉やと思うやろ?
でもこのときの私たちはこっからスタートした。
単純だけどおいしいキャンプ料理 その1
里芋を輪切り→しょうゆをぶっかける→焼く
これはA氏の発案である。
がりがり・・・。
がりがり・・・・。
おお、うまい!
キャンプのバーベキューで里芋って私は初めてだったのだが、お気に入りとなった。
「よおし、次いこうぜ、次!」
「次は何?」
ジャンジャジャ〜ン♪
エリンギ〜♪♪
単純だけどおいしいキャンプ料理その2
細切りにする→チューブバターをぶにゅり→アルミホイルで包んで→蒸し焼き
さらに次〜。
次は新鮮なところで・・・・・・・・・・・
えのき〜♪
またまたキノコやんけ。でもいいのだ。旅で食べると全部おいしいのだ。
単純だけどおいしいキャンプ料理その3
これはN氏の発案だった。
えのきをそのままポン酢につける→アルミホイルに包む→
焼く→レモン汁をかけて食べる
個々人がそれぞれ工夫して持ってきたので、食材がかぶるのだ。
さすがに
この系統は飽きてきた。
次はピースケさんっすよね。いったいなんですか?」
それは
です。
「え?なに?聞こえへん。」
「だから。」
「はい??」
「だから・・・・・・
でーす。
「・・・・・・・・・いらね・・・・・・・・。」
「いやあ、といってもつくり方が一味違うのよ。」
「ほお・・。」
単純だけどおいしいキャンプ料理その4
しいたけをしょうゆをつけて焼く
普通やんけ〜!!
ぐじゅぐじゅ・・・・・・・。
神様・・・・・、
俺達、やっぱ肉食いたいです。
肉はあるにはあるのだが、ありきたりを嫌う私たちは200グラムぐらいしか買っていなかった。
200グラムか・・・。一人60グラムちょい。
ものすごく貴重な気がするな。
↑悲壮な表情のA氏
↓ 悲壮な食卓の拡大図
有り余るキノコと数切れのお肉様
こうして不思議な食事は進み、高原の夜も更けていった。
キノコ・・・・・・・・・・・一生いらね。
このシリーズの目次
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