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インドへ、そしてマザー・テレサへの道

                    第19回
  乗車拒否編
  
シスターは話を続けた。   


                          (講話内容の一部をHPに掲載することはご本人の承諾をいただいております)。

    大半の日本人はもう戦争を知らなくなってますよね。

   でも、いろんな事件は存在しているし、国内外の事件も多い。

   人対人の憎しみからは逃れていないのが現状ですよね。

   平和を作るためにマザーは”Peace begin for smile”といいました。

   あなたはいつでも笑うことが出来ますか。

   笑えないときでも笑えない自分を乗り越えて笑うことに大きな価値があるんです。

                     (中略)

   マザーは
「痛いと思うことまで愛しなさい」といいました。
   
   乱用されている「愛」という言葉は「愛」ではない。

   それは自分の気持ちを優先させているから。
   
   周囲を先にするのです。

   自分のための時間を人のために使うのは辛いことですけど、

   それこそが「痛いと思うことまで愛する」ということなんです。

                     (中略)

   「私たちには大きなことが出来ません。

   小さなことに大きな愛をこめるということ」とも言いました。

   マザーの家であるとき4日分の砂糖がないと報道されました。

   それを聞いた4歳の男の子は「3日砂糖を我慢をする」と母親にいい、

   実際に4日目に砂糖をマザーのところに届けました。

  彼の持っていった砂糖は瓶にほんの少しです。

   でも小さな子どもにとったら大好きな砂糖。

   それを受け取ったマザーは「私はこの子から愛の意味を教わりました」と

  述べています。
 

   皆さんのしているボランティア、

  実は損なことじゃないですか。

  得することはないですよね。

  でもそこにはお金で買えない喜びがあります。



   他の人のために何か出来る喜び、人が喜んでくれて私が喜べるということ。
 
   今ここには世界中からボランティアが来ていますが、

   その思いは伝播していっています。



   「好き」と「愛」は違うんです。

   「好き」になることに「決心」はいらないでしょう?

   トマトが好きなことに決心はいらないけど、

   本当の愛にはある意味決心がいるんです。
        


 ※マザー・ハウスでの写真撮影は禁止されています。
   上の写真はシスターに特別に許可をいただいて撮影をさせていただきました。

要所のみ記述した。




マザーハウスを出たときすでにあたりは薄暗かった。
インドの街で夜を迎えるのはどんな感じなのだろう。
それを今から体感できるのだ。

ここからバスとオートリクシャーを乗り継いで帰るのだが、


これが・・・・・・・・・・・



わからへん・・・・・。


そもそもインドにバス停はない。
バス乗り場はあるのだが日本のようにここがそうだといった表示はないのだ。
なんとなく人が集まっているところがバス乗り場なのである。
したがってそんな人が「なんとなく」集まっているところを探した。


これが・・・・・・、まあ・・・・・・・、


どこもかしこも人が「なんとなく」集まっているのだ。
あてずっぽうで適当な群衆のそばに立ってみる。

おお、向こうからバスが来た。
このナンバーは多分目的地に行くルートのものだろう。




バスを降りた私はオートリクシャー乗り場を探した。
メインストリートから葉脈状に大量の細道が出ており、角にたくさんのオートリクシャーが停まってる。



ふふふ。思わず不敵な笑いが浮かんだ。


ふふふ。もうなれたものだ。朝乗ったのと同じところでオートリクシャーを交渉して乗せてもらえばいいのだ。
インドに来て早くも6日。この自分の余裕が怖いね。


「Hey!○○ポリスステーションそばまで乗せてくれ。」運転手に語りかける。
「ナヒーン!(無理だ)」一蹴された。
ハレ?なんでじゃ?いいよ、あんたには頼まないよ〜。

すぐ後ろのリクシャーに声をかける。
さっきよりも交渉っぽく低い声で、かつ、旅なれた感じで話しかける。

「やあ、君、どうだい調子は。今日も暑かったね。
まいったよ、ははは。
ところで私は○○ポリスステーションまで行かないといけないんだ。
ちょっと急いでるんでね。さ、出してくれたまえ。」

「●□★!!」言葉は分からないが多分喜ばれてはいない感じがする。

なんでみんな乗せてくれないんだろう?
歩いていくには遠すぎる。
5キロという距離は日本なら造作もないが、インドの裏通りを5キロも歩けたものではない。





気づけばもう真っ暗になっている。





いやあ、俺、今、インドで乗車拒否されちゃってます。


どーやってかえろー!!




                    
      

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