掲示板  日記帳  リンク 更新記録  メール      


     
 
   
インドへ、そしてマザー・テレサへの道

                第11回
  インドではどこでおしっこをするか編
  



この四角の中は男性のみお読みください。

あなたは立ちションをするとき、どんな場所を選ぶだろうか。

まずは次の条件をクリアしていないといけないと私は思う。

1 人通りがないこと。(当然)。
2 前方に人工物がないこと。(すなわち草むらとか森のほうを向いてしたい)。
3 スムーズにおしっこを吸い込んでくれる地質であること。
4 加えて、絶対に自分に向かって跳ね返ってこない状態であること。

などだろう。

どうしても条件を満たす場所が見つからなくても、必死で探せば公園の一つや二つは発見できる。



が、インドはさすがに違った。

どこまでいっても都市部。人通りの少ない場所など存在せず、ギリギリの妥協をするしかない。

人気のない路地裏あたりでするしかない!
すでに警報はから


・・・・・・・・・・へとかわっていた。


路地裏へGo!

すわ。



忘れていた。インドの路地裏には・・・・・・

人がいっぱい寝ていたのだ。

忘れてた。


そうだ!

駅だ!地下鉄のプリペイドカードを持っていた。そろそろ赤信号も壊れそう。
駆け込んだ。

ない!インドの地下鉄にトイレはなかった。
そうだ。
次の駅にあるかもしれない。パークストリート駅から一駅のエストラネード駅へ移動。
電車を降りたがその駅にはトイレなど存在していなかった。


ちびりそう・・。あ、目の前にあるもの。
インド博物館。
ここならあるだろう。150ルピーを払って入ろうとした。
「へい、ジャポニ、リュックをしょって入ったら困るんだな。あそこで預けてきて。」
入り口のおっさんがえらそうにいう。インドでは金を払うほうが得てして貧しいため、受け取るほう(つまり商店主や係員)がえらそうにしている気がする。

「さ、さ、さ、さ、さよか。」切符売り場の後ろにあった荷物置き場へ預けた。担当のおばあさんは実にゆっくりと受け取ってくださった。
よし、 トイレ 博物館に入るぞ!
「こら、ジャポニ!そのポーチもだめだ!」またえらそうなおっさんが私に指示をしてきた。
「このポーチにはパスポートや金が入っている。それでも預けないといけないのか?あの荷物置き場を信じていいのか?」
さすがに腹が立って逆らってみた。
「ううむ・・。ならあけてみろ。」
足ががくがくしてきた。急いで開けて中を見せた。「ほら、ほら、いいでしょ、ね!?」
「いいだろう。ジャポニ、いっていいぞ。いい旅しろよ。」

やかましいわ!という気力もなくうちまたで歩いた。




ふう。




ボランティア開始までまだ時間がある。せっかくだし、博物館の中を見て回ろう。

とはいえ、実はこの博物館のテーマがよく分からなかった。どこかの子ども達の団体が勉強に来ていた。
ただ眼に焼きついたのはこの綺麗過ぎる光景。
あの噴水の水は路上から湧き出る水道水より清潔なのだろうか。




外へ出るとまたお友達がいっぱいよってくる。
でもなんか4日目でなれてしまった。
ぐちゃぐちゃの車道を平然と歩けるようになっている自分に気づき、ある意味愕然とした。
これまでびびりまくっていたのはなんだったんだろう??

地下鉄でマザー・テレサの施設へと向かう。


中からは子ども達の声がする。どこから入るのか分からずしばらく考え込んでいたが、ガレージに一人の男性がいたので声をかけて中に入れてもらった。

入ると子どもたちがご飯を食べていた。(もちろんカレー)。


今からここで10日間ボランティアをするのだ。
何をしていいか分からない。う〜、どうしよ〜。

こんなところまできて立ち往生してどうするのだ。俺は。

そのとき、



「すいませーん!」

なぜか日本語で呼びかけられた。それも子どもの声だ。
ふりかえると・・・。




小さな男の子だった。車椅子に乗っている。
「すいませーん。」確かに彼が私を呼んでいる。日本語で。

おそらくはたくさんの日本人ボランティアが訪れているうちに覚えたのだろう。
話せる日本語は少ないようだが、英語がペラペラの彼に荷物置き場や控え室などを教えてもらった。

                     
で、彼は自分のおもちゃを入れている倉庫の鍵を私にとって欲しかったそうだ。

非常に小柄ではあるが13歳の少年である。
なお写真は許可をとり後日撮影したもの。
     ↓
各施設ではボランティアを1週間以上する人に限り、それも最終日に限り許可される。
マザーハウスでボランティア担当のシスターに許可書をもらい、さらに各施設でシスターにそれを見せてから撮影をさせていただけるのだ。
おそらくは、有名なマザー・テレサの施設へ世界中からやってきて、一瞬素通りするかのごとくに訪れて、写真だけ大量に写した人がいっぱいいたんだろうと思う。


夕方まで子どもたちと触れ合う時間を与えていただいた。
どの子も明るい。けどここにいるという事実自体が、彼ら彼女らのこれまでの人生の苦難をあらわしているのだ。


                                                         

     

インド、そしてマザー・テレサへの道 目次     

掲示板  日記帳  リンク 更新記録  メール   海外格安航空券の空席と、海外格安ホテル空室情報がすぐわかる

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送