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                        旅の本棚 1 〜お遍路の本

               旅に関する蔵書の中からいいなと思ったものをここで紹介していきます。  
                                        今回はお遍路の本の紹介です。

                 NHK趣味悠々『四国八十八ヶ所 はじめてのお遍路

  書名  書籍情報  感想
 
  

「サンダル遍路旅日記」
潮見英幸 著
単行本(ソフトカバー): 321 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 文芸社 ; ISBN: 4887373449 ; (1999/06発行)
 二十歳の青年がサンダル履きで歩いた遍路の記録。

 出発からゴールまでの心の動きが、みずみずしい文体で書かれており

 まるで共に旅しているかのごとき臨場感が味わえます。

 何気なく出会った本ですが、読み終えたときには

 よし!私も歩き遍路に出るぞと決意していました。

 残念ながら品切れのようです。

  
「僕が遍路になった理由」

早坂隆 著
単行本(ソフトカバー): 223 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 連合出版 ; ISBN: 4897721636 ; (2000/12発行)
 「ああ、俺も野宿したい・・・。」読み終わったとき、そう思わされた本。
 
 大学4回生の夏、一人歩き遍路に出た青年の記録。

 お遍路を始めたとたん、急に褒められえらいといわれるその戸惑い、

 行く先々で筆者が迷い、悩み、そして歩き続ける心の動きが

 リズム感あふれる文で表現されています。

 お遍路の恐怖の3Yはこの本からの知識です。
 
  

「はじめての四国八十八カ所いたれりつくせりガイド

単行本: 190 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 双葉社 ; ISBN: 4575295329 ; (2003/03発行)

 地図、宿、温泉など「あ、これが知りたかったんだ」という

 内容が網羅されています。

 私の知る限り、最も親切な遍路本。

 単なる札所の紹介ではなく、それをつなぐ「過程=道」について

 非常に詳細に書かれています。

 あまりガイドブックを読まない私ですが、これは例外。

  
 
15歳の「お遍路」
岡田光永 著
単行本: 239 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 廣済堂出版 ; ISBN: 4331510891 ; (2005/04発行)
 不登校となった15歳の少年のお遍路日記。

 不登校であることよりも、15歳でこんな冒険をしていることの

 素晴らしさ
を私は感じました。

 旅先での困難も赤裸々に書かれており、旅が終っているはずの彼のことを

 活字越しに応援したくなります。

 HPもありますが、更新は止まっているようです。
 
  

「88の祈り」

秋元海十著
単行本: 255 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 東京書籍 ; ISBN: 4487799953 ; (2004/09発行)
 実は上の岡田光永君のお父さんの遍路本。

 俳優である秋元さんも歩きながら実況をしておられました。

 真冬のお遍路をしながら、家族を思い、自らの人生を思い、

 そして出会う人を思う。そんな人間としての歩みをも考察した

 力の入った遍路の日記です。

  

 
「四国お遍路バックパッキング」
ホーボ・ジュン著
単行本: 143 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 小学館 ; ISBN: 4093667012 ; (2003/09発行)

 歩く人のための遍路ガイド。

 読みながらなぜか笑えた。行く先々の様子が、生き生きと書かれているし

 ところどころにちりばめられたジョークがこれまた・・。

 この本に導かれて「国民宿舎土佐」にとまり、宇和島でじゃこめしを食べ、

 ポンジュースの汗を流しました。(←読んだ人だけがわかるギャグ)。 

  
 
「四国遍路のはじめ方」
串間洋著
単行本: 230 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 明日香出版社 ; ISBN: 4756906850 ; (2003/10発行)
 掬水遍路館主催の筆者が、遍路に出会ってから歩き、現在に至るまでの

 思い、経験を書いた本。

 区切りうちのとき、遍路のことが気になって、出かける直前のそわそわする

 その感覚・・・わかるなあ・・・。

 筆者の体験に裏打ちされた色々な情報は随分私を助けてくれました。

  
 
「お遍路さんになる」
青木勝洋著
単行本: 136 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 産経新聞ニュースサービス ; ISBN: 4819109553 ; (2004/04発行)
 新聞記者の筆者が、いろんな情報を紹介しつつ、自らの体験をも

 綴った本。

 客観的な目で、出会うお遍路さんを観察し、慈しみの情を向ける。

 添えられた写真も実に美しい。 

  
   Route88
小林キュウ著
単行本: 212 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309015336 ; (2003/04発行)
 これまでの遍路本とは違った切り口の本。

 大勢のお遍路さんの写真と、そのインタビューからなる異色本。

 みんな普通の人なんだけど、なぜかみんなドラマを持っている。

 これが遍路なんだな、そう思わされる本。

 そうか、自分もその一人なんだな・・・。

  
 
「私のお遍路日記」
佐藤光代著
単行本: 296 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 西日本出版社 ; ISBN: 4901908081 ; (2005/03発行)
 30代の女性の歩き旅の記録。

 どこに泊ったか、何を食べたか、そしてそれはどうだったのか。

 そんな情報がたくさんのイラストで描かれています。

 読んでいるうちに幸せな気持ちになってくる本です。

  
 「四国巡礼葛藤記」
青野貴芳著
単行本: 247 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 鈴木出版 ; ISBN: 4790211126 ; (2004/09発行)

 本屋で見たとき、この書名に惹かれて即買いました。

 仏道を歩む筆者の歩き遍路の本。

 実に格調高い文で書かれており、遍路の持つ意味を客観的に書くと共に、

 ご自身の辛さを主観的にも表現されています。
 

  
 
「四国ルート88」
乙加睦雄著
単行本: 186 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 東京図書出版会 ; ISBN: 4434047809 ; (2004/11発行)
 30歳の若さで更年期障害になってしまった筆者が語る歩き遍路体験。

 その様子がストレートに書かれています。

 実に「人間」を感じることのできる文。

 みんな、いろんなことを背負いながら歩いているんだな・・。

 そう思わされました。

  
 
「四国八十八か所 ガイジン夏遍路」
クレイグ・マクラクラン著
文庫: 346 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 小学館 ; ISBN: 4094111530 ; (2000/06発行)
 日本びいきの筆者がユーモアとウィットにとんだ文体で遍路を記録。

 なんでこんなに楽しく歩けるんだろう、そう思わされました。

 でも冷静な視点で日本を見つめ、遍路道を見つめ、

 人間を観察しています。

 その鋭さが心地よい本。


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