天空の街へ ペルーひとり旅
第3回 いかにも南米の街と人
改めていうまでもなく、人生初南米である。
そう、ここは日本から遠く離れた巨大な大陸。
だから人の顔がちがう。建物がちがう。読める言葉がまったくなく、ただ文字の羅列に見えるだけの看板。
見たことのない形の車。空気すら日本とはちがった。
そんな街を歩いている。
看板が目に留まった。
ほう、まっすぐすすむと「BEN AVIDES」で
↑BEN AVIDES
→
CIRCULTO DE PLAYAS
右に曲がると「CIRCULTO DE PLAYAS」があるわけか。
なるほどねえ。
ってまったく読み取れない。「ベン アヴィデス」ってなんだろう?
右の「キルクルト デ プラヤス」も皆目意味がわからない。
とりあえず「きるくると・・」のほうに向かってみることにした。
もともと目的地がないのだから、心の赴くままに進めばいいのだ。
ふふふふふ・・・・。
今、自分の考えた「心の赴くままに進めばいい」って言う発想があまりにも幸せすぎて我知らず笑ってしまった。
あかん!楽しすぎまっせ!!旅人の俺、バンザイなのだ。
だからわらってしまう。
ひ
ひ
ひ
ひ
ひ
ひ
ひ
ひ
?
い
や
|
ん
人ごみの中でひとりで笑う不気味な俺の前に、こんなものが登場した。
良い子は見てはいけない。悪い子は凝視しましょう。
ということで良い子の俺は眼を背けようとしたが、
そむけた先でカップルが同じようなことをなさっておられた。(写真右下)。よろしいねえ、おたくら。
実はこのオブジェは相当な大きさである。どこかに鳩が写っている。
それと大きさを比べてみてほしい。
ここは「恋人たちの公園」であった。さすがの南米である。オブジェのデザインもあまりにもおおらかであった。そんなおおらかなオブジェの向こうに、おおらかなカップルがいて、さらにその後ろに地球でもっともおおらかな存在が見えた。
太平洋
この海は日本に続いているのだろうが、今の俺には日本のことなんざあどうでもよかった。
とりあえず南米で太平洋を見ることができて満足であった。
また俺は歩き始めた。自由に。
いかにも南米的な極彩色の公園を撮ろうとするのだが、あちこちにカップルがいてどうしてもそれが写ってしまう。参ったな。
しょうがない、公園はあきらめて自分の写真を撮ろう。
かしゃ!
あ”〜!?
撮ってから気付いたのだが、画面の右端にやっぱりカップルがイチャラクチャラしているところが写ってるじゃねえか!お前らうらやましい邪魔だよー。
さあ、いや〜んを見学したあとは食事である。
この街で食堂を探さすのだ。異国の地で食堂を探す行為もこれまた楽しいのだ。
日本にいるときからどうしても食べたかったものがある。
「Cebiche」である。ペルーは海洋国だけあって魚がおいしく、その代表料理がこの「Cebiche」なのだ。
さまよい歩いているうちに、こんな建物を見つけた。
くじらのマークからして魚料理がありそうだ。
思ったとおり「Cebiche」の文字がメニューにあった。
イカやらえびやら白身魚やらいろいろな魚介を、レモンと玉ねぎでしめたものである。
疲れた体にレモンの酸味と魚介の新鮮さが染み入ってきた。
さらにこれを注文した。
インカコーラである。この色でコーラなのだ。
結構高い金額をはらって店を出た俺は、また歩き続けた。
色鮮やかな屋台をやりすごすと
その向こうには
やはり海が見えた。いうまでもないがこれも太平洋だ。
この海岸沿いをどこまでも歩いていきたかったが、目の下に見えるこの光景へと足が向いていった。
たくさんの人がいる。人がいるところにはドラマがある。
まだまだ俺の旅は始まったばかりだ!
もっとひひひひひと笑いたい。
そしていや〜んももう少し見たいなあ。
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