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 再び
南の大陸へ! 九州自転車極寒の一人旅
                             
第6回





これなに?
皆さんには真ん中にぶら下がってるロープが見えますか?
ここをいくんっすか?

以前こういうルートをいったことはあるけどあの時は二人連れだった。しかもポピュラーな登山道。
ここは・・・・・おそらくめったに人が通らないところだろう。
第一今日は何月何日やねん?人が来る日ではないだろう・・。


でも、ここまで来て引き返すのもくやしい。

意を決して岩をよじ登った。

ふんぎゃ!こわ!

ロープを持つ。うわ、引っ張ると結構ゆるゆる・・。


そばでみるともっと怖い。


幸い岩がしっかりしているからなんとか前へ進める。
いったい俺どこでなにしてるんやろ?

ただいま何時?


このあとこういうルートがいくつも出てきた。
まだ山の中を進むのはましだ。
おちないもん。

しかし普通のチャリ旅のはずがどうしてこうなるんだろう??

迷いながら歩き始める。

他にもいくつかのロープ道を超えた。

海のとどろきはやむことがなかった。怖いからやんでくらさい。




どんどん灯台が近づいてくる。


いよいよ最南端への最後の道なのだ。

さいごのさいごで・・・・・険しさも「最」である。
なんじゃ、こりゃ〜?  この右の崖を進むのだ。




今度来るときは絶対に誰かを誘おう。それも道のすごさを内緒にして。

ただいま多分12:55くらい。




そして崖にへばりつきながら、どうにか最々南端へ到着。

ぬお!すごい。目の前まで波が飛びついてくる。高さは相当なものだ。




でも、でもやったあ!ついたで〜、本土最南端。


彼も喜んでいた。


ただいま13:00。

最後にもう一度写真を撮った。
                  この下はすごい高さなんっすよ。


帰るころになってようやく太陽が顔を出した。やっぱり。

ただいま13:05.



元いた道に戻ったのが15:00。
本当ならもうユースについているころだ。
今から帰ると18:00。真っ暗だ。
危ない。


でも、まだもうひとついきたいところがある。

決まっている。最南端だ。実は上の展望台からさっきまで自分が立っていた崖を見てみたいのだ。
そんなことをしていると帰るのは何時になるだろう。
とりあえずは考えないことにしていくことにした。

ただいま15:05。


さっきのここへ戻る。

道はいいけどのぼりばっかり。最後にこんな怖いトンネル。でもこれを超えるときっと展望台だ。

そうおもって私はチャリを必死でこいだ。


ふんぎゃ〜?


さっきまでいた海岸線の入り口に来ていた。いったいなぜ?

一気に力が抜ける。とにかく俺は道を間違った。いったい何分のロスだろう。それに必死で坂を登ったのに・・。

一瞬帰ることを考えた。でもあきらめまい。前を見据えてまたチャリをこぐ。しかしこの意志の強さ、どうして日常で出せないのだろう・・・?

ただいま16:00。


本当にようやく通るべき道に出る。
それに南国の植物が美しい。


受付が現れた。300円を払って中に入る。さらに展望台を上るのに200円。
そこから海が見えた。崖も見えた。人は見えない。
美しいなあ・・。

それに夕日も・・。

名残惜しいけど、佐多岬を出ることにする。
すでに17:00前。




こうして私はまた走り出した。おそらくは行きの倍近くのスピードを出していたような気がする。
さすがに倍はないけど、そんな気分だった。
唯一この写真に心を奪われた。
宗谷岬まで2700キロとかいてある。
このとき俺の来年の夏の行き先が啓示された気がした。


すぐに暗くなった。
真っ暗な中上り坂をチャリを押していく心細さ。
でもいいのだ。

今日の俺はしたいことをした。
だからこれでいいのだ。夜道なんか・・・・・・怖く・・・・・・・・・・・あるぞ。

宿に戻ると近くのネッピーという温泉に入った。なんと300円だ。


明日は桜島へ!

ただいま23:35。激ねむっす。

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