トップページ  掲示板  日記帳  リンク 更新記録  メール



 実況中継中 

 再び
南の大陸へ! 九州自転車極寒の一人旅
                             
第5回


日本中のおカップルのみなさん、こんばんは。
ただいまクリスマスの夜です。




うげげげ、俺暗いの嫌い。
必死でこぎ続けた。
ただいま19:20。



結論から言うと今日は本土最南端の佐多岬を目標にしている。
朝8:30に大隈町を出発。片道35キロ。往復と現地での観光を含めて、自転車で7時間ほどの行程らしい。
だから3:30頃には戻っていなければいけないのに、なぜか私はまだ夜の山道を必死でこいでいる。

いったい何をしたのか。

今日も実況はできなかった。実はチャリにPCをつんでいったのだが、オール圏外でした。

でも時制を追って書きますので読んでね。




曇り空。でも昨日の悲惨な道中に比べて天気ぐらいどってことない。すっげえハイテンションですすむ。

佐多岬まで37キロ??すんげえ余裕だし。今日は連泊だから荷物の大半を置いてきたし。
                                

快調にすすむ。この不気味な空がいやだが、どうにかなるだろう。

うら寂しい漁村を通過したりしたが大半が海と山に挟まれた無人の境。夜はさびしいだろうが今日は明るいうちに帰ってこられるはずだ。

ただいま10:30。



2時間半走ったところでようやくここへ到着。

かつてはチャリや徒歩では通れなかった関所。よって日本縦断をしても泣く泣くバスに乗換えをさせられたりしたのだが、最近になってフリーとなった。すばらしい。

この関所の跡を見ながら考えた。


やっぱり行きたい、佐多岬。

この道路の向こうには展望台がありそこから最南端が一望できる。そう一望できるけど、本当の先までは道はないらしいのだ。


波照間島での最南端を思い出す。一番先の断崖に立ったときの感動。
どうしてもそれを味わいたかった。

めちゃくちゃ悩んだ。

道もわからないし。でも到達した人がいくばくかはいるという。
俺も行きたい。


自分の気持ちに正直に生きることにした。ここへこられるのも今日が最後かもしれない。



この横の道がそれっぽい。
わたしはまた無茶な道を歩み始めたらしい。これは一生直らない癖なのだろう。

ただいま10:50。


ものすごい坂を下る。これまでチャリを押してきたのがすべてここで報われる。
ややもて小さな漁村に出た。海沿いに一本の道が続いている。

そしてその道も途切れた。そこには小さな海岸へ降りる階段があるのみ。

ここなのだろうか?

空を見た。今にも雨が降りそうだ。普通の道路なら雨でもなんでもいい。
不安がよぎるが自分の不安を無視した。

念のためかっぱを着込み海岸へ降りた。

大量の流木とゴミ、そしてごろごろ石。。結構歩きにくい。
でもこれで歩きにくいといってる自分がおろかであることに後で気づかされる。

                                 
すぐ横で海が狂乱の叫びを上げていた。有史以来この最南端を打ち続けてきているのだ。

本当にこの道でいけるのだろうか?
ただいま11:21。


遠くに灯台が見え始めた。目的地はあそこである。
右に見えているのは展望台(有料)。あそこをスルーしてしまってるわけだ。
灯台は左に見えている。



当然の結果となった。目の前にがけが迫っている。どうしても登ることはできなさそうだ。
無理にいくと海に落ちそうだ。無理しなくても俺のどんくささでいくと普通に落ちそうだし。

どうやっていくねん?
やはり歩いて最々南端まで行くのってむりやったんやろうか?

え?これ?


     九州自転車極寒の一人旅 2007年目次  

  

     トップページ  掲示板  日記帳  リンク 更新記録  メール

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送