最初はめちゃかっこよく旅立ったのに、
次から次へとむちゃくちゃなことが起きて
結局これはいったいなんだったんだろうという変な旅の話
2
この物語はすべてフクションのような気がします。
また登場する人物は、すべて架空の人物だと思います。。
したがってN氏、A氏、ピースケという同じ名前の人物がどこかにいたとしても、
偶然かなあ。
-------第4幕 バンバンいこうぜ---------------
ここに魅惑の廃村 俺たちの車
ーーーーーーーーーー| |−−−−−−−−−−
| |
| |
| |
| 泥の川 |
===============
俺たちの状況はこんな感じである。
向こうのほうに目指す廃村が見える。
「着いた〜!!」
「ここが今夜の俺たちの寝床や〜!」
そう、ここで一夜を明かそうというのだ。
集落からは優に20キロは離れているというこのシチュエーションがまた興奮する。
さてと・・・・・・。
この大量の荷物をどうしよ?
大型テントに各自の寝袋さらにコンロに
虫取り網である。
川は浅そうだし、すそをまくって荷物を一個一個運べば何とかなりそうだが
それはそれで時間がかかった嫌だ。
間にある川をなんとか車で渡れないかな?
水深は20センチくらい。傾斜角20度くらい。
川幅は2メートルくらいである。
「絶対大丈夫!バンバン行こう!」
旅の始まりでテンションのあがっている我々は何も考えずに2秒で結論を出した。
運転手のA氏が早速車を川に向かって走らせた。
ここに魅惑の廃村 俺たちの車
ーーーーーーーーーー| |−−−−−−−−−−
| |
| |
| |
| 泥の川 |
===============
車はバンバン進んでいる。
ここに魅惑の廃村 俺たちの車
ーーーーーーーーーー| |−−−−−−−−−−
| |
| |
| |
| 泥の川 |
===============
バンバン進んでいる!
ここに魅惑の廃村 俺たちの車
ーーーーーーーーーー| |−−−−−−−−−−
| |
| |
| |
| 泥の川 |
===============
バン!
ここに魅惑の廃村 俺たちの車
ーーーーーーーーーー| |−−−−−−−−−−
| |
| |
| |
| 泥の川 |
===============
車が不意に止まった。
ありゃ?
バンバンいこう・・・。
バンバンね。
バンバンいく替わりにブニュニュニュニュ!!
タイヤから異様な音がする。
あと少しで川に着くという斜面のところで、タイヤが埋まってしまっている。
--------------第5幕 余裕の俺たち---------------
でもこんなことでひるむ俺たちではないのさ。
旅先ではなんでもできるのだ。
「後ろから押すからとりあえず向こう岸へ行ってしまおう」
ピースケ(架空の人物)とN氏(同じく実在しない人)は車を押した。
A氏(想像上の人物)はアクセルを踏んだ。
ぎゅるぎゅるぎゅる!
「なんか素敵な音がするな。」
「それに車が動いてない。」
よく見るとタイヤの半分ほどが泥の中に埋まってしまっている。
「とりあえずはもどろうか。」
「確かにその方が懸命かも?」
「いやあ、俺たち慎重だね。」
全身すら出来ないのに、パワーの弱いバックギアで車が動くはずもなかった。
前進も後進も出来なかった。
そして気のせいか目の前の川の水位が上がってきている。
まさか上流にダム?
このシリーズの目次
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||