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最初はめちゃかっこよく旅立ったのに、

次から次へとむちゃくちゃなことが起きて

結局これはいったいなんだったんだろうという変な旅の話


                                   




この物語はすべてフクションのような気がします。
また登場する人物は、すべて架空の人物だと思います。。
したがってN氏、A氏、ピースケという同じ名前の人物がどこかにいたとしても、
偶然かなあ。

-------第4幕 バンバンいこうぜ---------------

  
 ここに魅惑の廃村                                   俺たちの車
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                  |        泥の川          |
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俺たちの状況はこんな感じである。



向こうのほうに目指す廃村が見える。





「着いた〜!!」
「ここが今夜の俺たちの寝床や〜!」

そう、ここで一夜を明かそうというのだ。



集落からは優に20キロは離れているというこのシチュエーションがまた興奮する。



さてと・・・・・・。



この大量の荷物をどうしよ?
大型テントに各自の寝袋さらにコンロに

虫取り網である。



川は浅そうだし、すそをまくって荷物を一個一個運べば何とかなりそうだが
それはそれで時間がかかった嫌だ。

間にある川をなんとか車で渡れないかな?
水深は20センチくらい。傾斜角20度くらい。
川幅は2メートルくらいである。






「絶対大丈夫!バンバン行こう!」


旅の始まりでテンションのあがっている我々は何も考えずに2秒で結論を出した。


運転手のA氏が早速車を川に向かって走らせた。







  
 ここに魅惑の廃村                                     俺たちの車
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車はバンバン進んでいる。






  
 ここに魅惑の廃村                                     俺たちの車
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バンバン進んでいる!







  
 ここに魅惑の廃村                                     俺たちの車
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バン!



  
 ここに魅惑の廃村                                     俺たちの車
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車が不意に止まった。

ありゃ?


バンバンいこう・・・。
バンバンね。






バンバンいく替わりにブニュニュニュニュ!!
タイヤから異様な音がする。


あと少しで川に着くという斜面のところで、タイヤが埋まってしまっている。


--------------第5幕 余裕の俺たち---------------


でもこんなことでひるむ俺たちではないのさ。
旅先ではなんでもできるのだ。


「後ろから押すからとりあえず向こう岸へ行ってしまおう」
ピースケ(架空の人物)とN氏(同じく実在しない人)は車を押した。
A氏(想像上の人物)はアクセルを踏んだ。


ぎゅるぎゅるぎゅる!


「なんか素敵な音がするな。」
「それに車が動いてない。」

よく見るとタイヤの半分ほどが泥の中に埋まってしまっている。
「とりあえずはもどろうか。」
「確かにその方が懸命かも?」
「いやあ、俺たち慎重だね。」



全身すら出来ないのに、パワーの弱いバックギアで車が動くはずもなかった。

前進も後進も出来なかった。


そして気のせいか目の前の川の水位が上がってきている。
まさか上流にダム?


                                                              

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