ピースケ番外遍路
実況中継みたいな第6回
ピンポンを押すと中から住職さんが出てきた。普通の家のおっちゃんを呼び出した感覚だ。こんな納経スタイルもあるのだ。
遍路は一つではない。この島へ来て視野が広まったのを実感する。遍路に限らず旅は無限の幅を持つのだ。
次の寺はまたも小さく、地元の人の思いを受けた札所だった。
15番札所 午前10:05
この島特有の狭い路地裏のへんろ道は一変し、開放的な一本道へでた。目に見える土地が広がると空も広がる。そしてその先には16番札所があった。
ここは四国にもその名のある極楽寺である。
午前10:30
ものすごいテンポでお寺に着く。さすが四国の10分の一のスケールだ。いい意味で結願を早く体験できる。時間のない人にはすばらしいコースだろう。
納経所の奥にはたたみの部屋がありたくさんの人の昼食の準備がされていた。
今日は遍路を歩くイベントの実施日で200人ほどの人が8コースに分かれて歩いているという。
集団で歩きたいとは思わないが、昼食の準備がされているのはうらやましい。
というのも・・・・・・・・・・・・・・
この島には銭湯が存在したいことは先に述べた。
が、実は食堂の類もかなり少ないのだ。
もちろん、都市部にいけば見つかるが、島の大半は
旅人には辛い食堂のない地域のようなのだ。
そして今の私たちもそんな「辛い地域」のど真ん中にいた。
やっとの思いで食事をすることが出来た。
そしてまたへんろ道。
昨日あれほど誓った
ぶ〜ん
という音が聞こえたり
かゆ!
と叫んだりとか
は、しなくてすむ道をゆこうと決めたのに、
ああ、それなのに地図の縮尺にだまされて踏み入れてしまった。
ほとんど手入れもされていない荒れた道。
そして地図上では10メートルほどしかないはずなのに、実質は500メートルはたっぷりあった。
こんな地図もあるのだ。
おかげで全身無視刺されの跡だらけになってしまった。
17番 一の谷庵 午前11:03
「いやあ、しかしこの島もなかなかハードやね。」
「それにこの次は遍路ころがしっすよ。」
「マジっすか?」
「いやあ、実は俺の脚、血がにじんでるんですよ・・・。」
「そうかあ・・・。」
「今回の我々の旅のコンセプトって何だったっけ?」
「したいようにする。だったよね。」
「うん・・・・・。」
そうなのだ、したいようにするのだ。
また計画書が汚くなった。修正だらけだ。
ピースケ旅計画
◆期間◆2005年9月17日(土)16日(金)
〜19日(月)夕方
◆手段◆自転車をかっこよく解体して運ぶ輪行
↓
徒歩
◆場所◆遍路が出来る島
距離の近い札所の順番どおりにまわること。
↓
平地の楽なところ
を先に行ってしまう。
◆原則◆すべてチャリ
↓
徒歩のみ
↓
歩いたりバスに乗ったりする
◆宿泊◆野宿
次の札所は愛する平地だ。これまで指で表現していた番号を二人の涙ぐましい努力で、体で表現してみた。21!
が・・・・・・・・・私の「1」の形が左右逆になってしまった・・。おいおい・・・。
午後12:25
納経所の女性にジュースを頂いた。
ありがとう!
ピッピ君にも飲ませる。
などと、平和なことをしているが
実は・・・・・・・・・・・・・
このあと・・・・・・・・・・・・・・・
怖すぎる写真を撮ってしまったのだ!
気のせいだといいのだが・・・。
皆さんにも見てもらおうかな・・。
だって
俺一人で見てるの、怖いんだもん。
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