俺の頭上で輝け!南十字星 

日本最南端への道





   第8回 最低の日記    

(予告)今日は最低の日記を書く。旅人生で最低のテンションである。
キャンプ場を出るまではよかったのだが・・。



朝7時には目が覚めた。暑いんだもん・・。


今日もまた楽しい一日になりそうだ。
ふっふっふ〜。

なんつっても、壮大な計画を立てているのだ。


壮大な俺の壮大な旅の計画メモ

まずは

仲間川の遊覧ボートに乗る。そしてサキシマスオウの樹を見るのだ。

     
サキシマスオウの樹・・・樹齢400年 高さ20メートル、
     そして根の周りの広さは120平方メートル(ってどれくらいだ?)


                      


次に由布島へわたる。

      
牛車でゆったりと、自然を感じつつ、雄大な心で。
      そして島で風に吹かれてゆったりとすごす。うわお!楽しみ!


                       


そして西表温泉

      
日本最南端の温泉。うぎゃお!どんなにワイルドなんだろう!?

                       

最後に久々の宿

      
キャンプ場でもよかったのだが、携帯の充電がしたかった。
      ここでもたくさんの旅人と触れ合おう。



  
   うひょ〜!たのしみ!!


キャンプ場を出発する。
二日間お世話になったオジイとダイスケ氏に挨拶をする。

どうもありがとう、とても楽しかったです。
そして必ず会いましょう、いつか。

別れの瞬間はやはり悲しい。そして出会えたことへの感謝の念でテンションもあがるのだ。

しかし、この時を頂点として以後、テンションは凋落の一途をたどることを、
このときの私は知らなかった。





別れの余韻に浸りながらバイクを走らせた。


よおし!まずは仲間川に向かうのだ!

ボート乗り場に着いた。

     
これが川なんだもんなあ。
そしてここをボートで行くのだ。うわ〜、たのしそ〜。


よし、乗ろう!



と思ったのだが受付でこういわれた。
「本日は団体様との相席になりまーす♪」


さよか・・。

一瞬ためらったが帰るわけにもいかずそのお団体様と一緒に乗り込んだ。

 
                           こういう図式



だんだんテンションが低くなる。
昨日は川の中を自分の手でこいで進んだのに、今日はこうして座ったままで進んでいる。
たしかに景色はいいんだけど
理屈抜きに自分の心が冷えていく・・・。


まあいい。サキシマスオウの樹を見たらテンションはあがるだろう。


船着場に着いた。
アナウンス「これより徒歩にてサキシマスオウの樹まで行ってください。15分以内に戻ってきてください。」みたいなことをいわれた気がする。


そしてそのとおり歩いていくきれいに舗装された道を。


サキシマスオウの樹についた。






わあああああああああああああ!!!





すごい!




すご・・・・・・

人だかり・・・。



あーもお。



写真を撮った。
                カシャ!とても義務的な写真。

もう、なんといいますか、いわゆる気分は   こんな感じ?







だめだ!人の多いところはやめよう!



ボートを降りると私はスオウ群生へむかった。大量のスオウが生えているという。
そこなら大自然を満喫できるだろう。


バイクを走らせる。すぐについた。スオウ群生はこんなところだった。
ぐっちゃ〜。


足元がどろどろだった。 そこを必死で進む。
鬱蒼。
ほとんどやぶこぎ。

結局、体中を汚して戻ってきた。


俺、なにしてるんだろ?




しょうがない。
団体も嫌だし、すっげえどろどろの道も嫌だし。
そうだ、ここへきた原点。
動物たちにあう。

「西表野生動物保護センター」があるという。
そこで島の原点を学ぼう。

うん、そうなのだ!


「野生動物保護センター」へGo!



到着!







気分は
       最低だったが
                 その後、もっとひどいことになる・・・。
                                



あ、職場から電話だ。無視だよ、無視。


     このお話の目次   

 

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