捜せ!幻の遊園地
第5回
------------ついに遊園地---------------
その遊園地は
幻などでは決してなく、
そこにあった。
今、彼らの眼前に。
その姿、
まさに幽鬼!
-----------------遊園地の深部----------------
その観覧車はいつ役目を負え、いつからこうして回り続けているのだろう?そうだ、どうしてこの観覧車は回っているのだろう?一行はしばらくそこに立ち尽くしていた。
だが、この観覧車は彼らの数百倍の時間を立ち尽くしているのだ。
その寂しさからか、ものすごい速さで回っていた。誰かを招くかのごとく。
風が吹いているといえどあまりにも速すぎる気がした。
なにより、回るときの音。
どうしても悲鳴に聞こえてしまう。
特に思慮深い1号は「幾十年も放置され人を請う姿はまさに幽鬼の塔。」そんなことをつぶやきながら物思いにふけってた・・・。
物思いに・・・・・。
「いやっほ〜!」
妙に
下品な悲鳴が聞こえる。
そちらのほうを見ると・・・・・・・・
そう、普通の人は乗らない観覧車に、
普通の人は乗らない・・・?
ここまで山道をかき分けてくる一行が普通なわけがなかった。
こいつらはこんなことをしていやがった。
「いってきます。」
・・・どこへいくのだ?
「俺もいってきまーす。」
だからどこへ?
数時間歩き続けてくたくたなのにこんなことをしている。
そのエネルギーも実は観覧車から発せられている気がした。
幽鬼から与えられたエネルギーによって、彼らはまた歩き出した。
そう、このまま帰るわけにはいかない。
まだまだこの遊園地の深部を探るのだ。
幻を幻ではなくすために、そして彼らの好奇心のために。
心身ともに鋭敏となったやつらはすぐにこんな建物を見つけた。
なんとなく不気味なたたずまいだ。
この建物の正体を探らねばならない。
一同に緊張が走る。
1号は手に持ったライトを握り締めた。
2号はポケットのハンカチを取り出し、手のひらの汗をぬぐった。
3号は手ぶらだったため、とりあえず鼻くそをほじった。
「あのさ〜、こんないい場面でなんで鼻くそをほじるねん。」
「そうや、そうや!」
「すまん。」
二人のクールな男と、一人の鼻くそ男は建物に近づいた。
そう、その怪しい建物は・・・・・・。
↓写真にマウスを当ててください。
3人とも
鼻くそをほじり始めた。
しかも懸命に。
適当につづけてみる。
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