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捜せ!の遊園地

          第一回



                      
 
 
------------冒険の序章------------





この日本のどこかに








眠ったままの遊園地があるという。












その静まり返った遊園地には、




なぜか動き続ける観覧車があるという。










その観覧車は誰も乗るはずがないのに、延々といつまでも動き続けているというのだ。









そしてその遊園地とはまったく関係なく、
3人の男たちがあるところで必死で串カツを食っていたという・・・・・。




しかも下品に。









「いや〜、やっぱり男は串カツやね。」
「ほんまや!」
「ところでさ、今度3人でいかへん?」
「どこへ?」
「遊園地。」
「あほー!!男ばっかりで遊園地いってどうすんねん。」
「いや、普通の遊園地じゃない。無人の遊園地がどこかにあるらしいねん。」
「そんな人気のない遊園地にいって・・。」
「ちがう、すでに閉鎖した遊園地やけど、なぜか観覧車だけが回り続けてるらしいねん。」
ほかの二人が一斉に黙った。


「ほんまにそんなものがあるん?」
「ある・・・・・・・・・・らしい。」
「らしいか。どこにあるん?」
「どこかにあるらしい。」
「そうかー。



それは



いってみる価値はあるな。」



「そうや、男はだまって廃遊園地でエブリデーを満喫や!」

「ホリデーやろ?」
「どうでもいい、捜しにいって冒険しよ。」
「いつ行く?今日が金曜日やろ。」
「てことは明日は土曜日、休みやん。」

「ほんまや、明日がエブリデーやからいけるやん。」

「「だからホリデーやろ?まあいい、明日行こう!」

「行こう。今23時やな。場所がわからんから明日6時集合ね。」

こんなむちゃくちゃな集合時間が満場一致で可決された。


わずか7時間後に待ち合わせをすることを決めて、30秒ほどで冒険の計画を立てた。






これはそんな廃遊園地探しで朽ち果てたという


   バカな   勇敢な男たちの物語である。





なお、彼らは私や私の旅仲間とは無関係である、とおもう。


------------第一幕 あてずっぽう------------



一台の車がどこかを走っていた。乗っていた男たちを仮に1号、2号、3号とする。


「ほんで、その遊園地はどこにあるん?」
「知らん。お前は?」
「知らん、君は。」
「わかりません。」


誰も何も調べていなかった。



朝6時に集合して探し回ること12時間!




ついに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



  俺たちは  1号2号3号は




あきらめて家に帰った。





------------調査開始------------


「やっぱりちゃんと調べないとね。」
一週間後、3人はどこかの飲み屋にいた。
「ほんで調べてきた?」
「調べた、そしたら大体このあたりらしい。」地図上を指差した。
「かなり山奥やな、こんなところに遊園地が存在したんやろうか?」
「だからこそ閉鎖したんやろうな。」
「今度は場所を絞り込んでいこう。いつ行く?」
「今日は金曜日やな、となると出発は?」

もちろん明日=土曜日=エブリデーに決まっている!



------------発見?------------


また車を走らせる3人。



どんどん山奥に入っていく。あたりは深山渓谷でありよもや遊園地などがかつて存在していたとは思えなかった。



「あかん、つかれた。」われわれは車を止め休憩をした。




何の予告もなしに新しい展開が始まった。




「あった!」


突然1号が叫び声を上げる。





彼の声は震えていた。山の斜面を指すその指も震えていた。
彼の指の先には山の斜面があり、
その山の斜面には・・・・・・・。



こんな光景が・・・・・!

(写真にカーソルを当ててください)




「本当にあったんや。うそかと思ってた。」話を持ちかけてきた2号が言いやがった。
今日は俺たちにとってすばらしいエブリデーになりそうだ。

                                                            つづく


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