南の大陸へ! 九州へ、自転車で、
極寒に一人で・・・第6回
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今の旅はこればかり考えている。上るのか、下るのか・・・。
今日もそうだ。朝8時に出発して以来、ずっと上ってるじゃんか。
横を見ると真っ白だった。
でも真っ白のほうがまだいい。灰色の雪は滑りやすくて困るのだ。で、チャリの走る場所は、そんなグレースノーなのだ。
途中道の駅があった。ここは野宿できそうだ。
また走り出す。いや押し出す。
ただいま8:30。
おお!ようやくこの文字が見えた。
阿蘇の文字が見えるではないか。
でもあと40キロか・・。まあいいや。がんばろう。
ここで疑問に思われた方、いらっしゃるだろうか・・。
昨日阿蘇には行かないと書いていたはずだ。
ここで話は夕べにさかのぼります。
地図を眺めていた。阿蘇をあきらめて、三重という場所の宿をとってもみた。
でもだ。阿蘇があきらめられない。
誰に聞いてもだめだという。阿蘇付近の観光地へ電話しても自転車なら困難だといわれた。
みんなで無理といっている。
ううむ・・。
どうしよう・・。
ここは自分の気持ちの正直に生きることにした。
でもって、三重の宿もキャンセルした。捨て身でいくのだ。
どうなるか、すっげえ心配だ・・。まあいい・・・。
これも旅なのだ。
ただいま前日(12月25日)午後9:00
ユースホステルの談話室でお二人の方、そしてペアレントさんとお話をさせていただいていた。
これが旅の面白さだ。
後列右からIさん、ペアレントさん、Mさん。前列がピースケ。
みなさんにもいろいろと旅のアドバイスをいただいた。
出会いは一瞬だが記憶は永遠である。
夜が明けていよいよ阿蘇へ出発する。みんな心配してくれている。
「遭難していないか、HPをみてチェックしますよ。」そういってくださる。だからなんとしても更新しないといけないのだ。
お二人が出発の際見送ってくださった。
ありがとう。なんとしても阿蘇へたどり着きます。
ってことで今日のピースケっす。
いつの間にか民家のないところを走っている。雪が深くなってきた。坂がどうかは書く気もしない。
こんな風情ある光景も寒さを思い出させる。
地面もこんなである。
ただいま午前12:00
自転車をこいだり押したりしていると・・・・・・
旅の喜びが目に入った。
右上の看板は疲れるのでみない。そうではなく私の向かって左にある文字・・。
「熊本県」今回初の国境である。
上りの連続でありこんな
景色があると期待する。が、一度下ってもすぐに上るのだ。
さらにこんな不吉な文字も・・・。
さらに「凍結」するの・・?
でもいいのだ。上れば上るほど景色が良くなっていく。
これは桶蓋山である。背後にずっと見えていた山だ。
そして前方にはこんな素敵な看板が。
ようやく阿蘇市だ。
道がついに下り始めた。
ただいま15:00
ずっと阿蘇で見たかった光景がある。
大観峰だ。てっきり道の途中にあると思い、私はどんどん下っていた。
が、どうも道を一本外れるようだ。
げ、かなり下ったのになあ・・。また必死で登る。
どんどん高度が上がる。
そしてようやく大観峰についた。
阿蘇に着いたのだ。
なぜか知らないけど、車がたくさん停まっている。そりゃそうだろう。
ここは阿蘇北外輪山の最高峰である。したがって、景色もこうなるのだ。
根子岳が見える。これは阿蘇五岳のひとつである。
強風が吹きすさぶ中ではあるが、生き返った気がした。こんな高所までちゃりで登っていたのだ。
散々アホな写真をとって・・・・・・
宙に浮いている・・・。
大観峰を後にした。この旅最高所となるだろう。
さようなら・・・大観峰。
夕日がさしかかっている。
ただいま16:00
一気に下る。延々7キロのくだりである。
指が冷たい。マジでちぎれそうだ。
それに凍結もあるし、みんなびゅんびゅん抜いていくし・・。
そして今日の宿泊所、ライダーハウスにようやく着いた。
一泊900円(もちろん素泊まり、寝袋使用、暖房なしの値段)。
長い説明を受けたが、実に実があるお話だった。
荷物を置いて町を歩いた。知らない町を歩く喜び、
100円の温泉に入った。
そして、今日の宿泊なさってる方と写真を撮らせていただいた。
左からピースケ マスター Mさん Sさん Yさん
ただいま22:50
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