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絶海の孤島 南大東島を旅する


        第2回 青一色

実はこの島にはめったに観光客が来ない。
だから見知らぬ人が歩いているとずいぶん珍しがられるという。
実際飛行機も空席が目立っていた。


迎えにきてくれた車に乗り2泊をお世話になる宿に着く。
そこには5人の旅人がいた。彼らは船で着いたそうな。

その人たちとすぐそばにある食堂へ行った。




目に映るものすべてに喜びを感じられるのは旅にでたときだけである。
だからいまここにあるものがすばらしかった。
        
 


「すげー!!これが大東すしと大東そばか〜!」心の動きを率直に表現して騒いでいた。
「ピースケさんってすごいテンションやね。」近くにいた女性が驚いていた。

  大東すし・・魚をタレにつけて作るすし。したがって醤油はつけずそのまま食べる。

  大東そば・・幅広の麺。大東島の海洋水をつかって出汁を作る。


「これ、食べたかったんですよね。他の情報もなかったし。」

そうなのだ。他の離島に比べてこの大東島の情報は極端に少なかった。
る〇ぶにもまっ〇るでも一行ものっていなかったし、離島のHPでもほとんど触れられていない。
せいぜいこの寿司とそばがうまいというくらいの情報なのだ。

だからこそ俺はこの島に来た。
自分の目で未知の世界を慈しむほうが面白いに決まっている。




店の前で旅人と写真を撮る。



「ピースケさん、どうしますか?私たちは来るまで観光しますが一緒に来ますか?」
普段なら同行者と喜んでいくところだが、初日でもあり他の方とまともな行動をする自信がなかった。
「ありがとうございます。僕、一人で狂ってきます。」


すいません、今の俺に団体行動は絶対無理!






しかしこの島はすごすぎる。
宿の前に出ただけでこの青空。
     


さらに借りてきた錆びたバイクで走り出す。


誰も通らない道を走る。
本当に人がいない。時折さとうきびを積んだ車とすれ違うくらいだ。



離島にかぎらず一本道をみつけると矢も盾もたまらず進みたくなる。
この先には何があるのだろう、その冒険心が無条件にわきあがってくる。

道が緩やかにくだり始めるとその向こうには素敵なものが・・。


この道の向こうには?




  わ

   あ

    あ

     あ
      
      ああ
 
        あ

        あ

       あ

      あ

     あ

   !!




なんじゃ〜?この色は!







あかーん、僕もうだめっす。
島に到着して1時間ですでに大ファンっす。

でへへへ。






よかった、


俺、仕事、




早退してきて!

でへへへ。


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この島の動画(みえるかな・・)

 

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