「遠くまでゆく日」2006年夏、特別企画「インドへの道」













少年期より、マザー・テレサへの思いがあった。
何がわかっていたというわけでもないのだが、
それでもその偉業を聞くたびに驚嘆していた。
月日は流れ、少年は社会に出た。
アホな社会人のまま、同時に旅人となり
日本のあちこちを旅していた。

四国遍路を結願し、最後のお寺にたったとき、
ふとひらめいた。

「次は世界に行きたい。
そして世界の平和に少しでもいいから、関われる人になりたい。
同じ生きるのなら。」

未知の世界への不安が心を覆い、躊躇していた。
しかし、気付けば体が勝手に動いていた。
2006年の夏のことだった。

8月中旬より


                                                   
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