![]()
掲示板
日記帳
リンク
更新記録
メール
インドへ、そしてマザー・テレサへの道
第32回 さよなら、ガンジス川 編
私達の周りには次第に人が集まってきた。
無理もない。道を聞く運転手と、聞かれているおっちゃんと、そしてそのそばにいる不安そうなジャポニ。
いかにもインドの人の興味をかきたてる光景だからだ。
俺達の周りにギャラリーができ、みんながホテル探しに参加し始めた。
私には絶対に聞き取れないヒンディー語でみんな大盛り上がり。
「あっちだろ」とか「こっちだろ」と言ってるんだろうけど、個々に指差す方向がばらばら。
そのうち笑い声が起きたりする。こらこら、私を無視してもりあがるんじゃない。
やがて運転手がもどってきた。両の手のひらを上に差し上げる万国共通の
「わかりません。」ポーズをとりながら。
すっげえすまなさそうな表情もおまけについてきている。
あの盛り上がりはなんだったんだ?
とりあえずはここまでの運賃として20ルピーを渡そうとしたが受け取らなかった。
このパターンはインドに来て初めてだ。
周りの見物人もいなくなった。
路地に俺一人。
あ、やば。
ここはどこなのか聞くの忘れた。
しーん。
「HEY!ともだちー!」
どこにでもいる人がやってきた。しかも満面の笑みを浮かべながら。
「お前の行きたいところへいってやるぜ。」彼はオートリクシャの運転手だった。
ホテルのカードを見せる。
「ノープロブレム」
ほんまやなー?
こういう声のかけ方、そしてリアクションが全部胡散臭いこのおっちゃん。
普段なら絶対に乗らないところなのだが、実は集合時間が迫っている。
ええい、のっちゃえ!でも値段だけは交渉した。
「たったの80ルピーだぜ。」
それは安いんだろうか?
ガタガタガタガタ・・・。
どんどん都市部へ出て行く。車の量も増えてきた。
この街並み、全然見覚えがない。ホテルに近づいてる実感はゼロ。
大丈夫かな?念のため道を覚えようとおもったが、ものすごい数の角を曲がられたので覚えきれない。
ガタガタガタガタ・・・。
ギギ!
停まった。ここどこや?
「ジャポニ、もう一度ホテルのカードを見せてくれ。」
あんた「ノープロブレム」ちゃうの?
「おっけー!」
ほんまやなー!
ガタガタガタガタ・・。
ギギ!
またかよ?
「ジャポニ、地図を見せてくれ。」
あんた、なんもわかってないやろ?
「ノープロブレム」
ガタガタガタガタ・・・。
ガタガタガタガタ・・・。
ガタガタガタガタ・・・・・・・・。
ギギー!!
おお!この建物。
ついたー!
おっちゃんどうもありがとう。80ルピーの交渉だったので100ルピー札を渡し、釣りをもらおうとすると
「いけない、財布を忘れてきた。すまんジャポニ、20ルピーはないよ。」
「うそつけー!」
英語で必死で交渉できればいいのだが、私の語学力は力にすらならなかった。
ロビーでみんなが待っていてくれた。よかったっす。
この後、駅へむかうと彼が迎えてくれた。
もはや驚くこともない。ここは駅の階段だぞ、君。
そしてお約束の列車の延着。
ゲロが出そうな暑さのなか、1時間待った。西日がいじめてくる。あ、西日になるのかな?
売店でオレンジジュース買ったけど、ジュースというよりもシロップの塊のようだった。
飲めないよ。
ようやくやってきた列車に乗り込んだ途端に動き出した。
窓の外をどんどん景色が流れていく。
ガタン、ガタン・・・・・・・。
この絵葉書のような風景。
一瞬ガンジス川が見えた。
こうしてみると、やっぱりでかいなあ・・。
ガタン、ガタン・・・・・・・。
夕日に照らされて美しく色づいている、
とおもった皆さん、残念でした。
これは窓が薄茶色に汚れているため、いつでもこんな色に見えるのでした。
ガタン、ガタン・・・・・・・。
でもいいのだ。
計算では撮れない不思議な色合いになっているから。
長いようで短い旅が終った。人生で一番濃い48時間だった。
10年分くらいの経験をした気がする。
思い切って旅に出てよかった。
ガタン、ガタン・・・・・・・。
寝台車では関西の学生Sさんといろんな話をさせていただいた。彼女は地球環境について深い考察があり、今後もそうした活動をしていくそうだ。
列車は走る。
21:00就寝。
コルコタに戻るまで、あと12時間。
そして日本に戻るまで、あと120時間!
あの、破傷風は・・?
![]()
![]()
インド、そしてマザー・テレサへの道 目次 海外旅行の最新情報とクチコミ情報掲示板!地球の歩き方
| SEO | 冠婚葬祭 花 | 無料レンタルサーバー ブログ SEO | |