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インド、そしてマザー・テレサへの道

                第7回
  視点編
  
                                                   
道はどんどん狭くなる。でもそこかしこに生活の息吹を感じる。
こんな路地裏にも人々の生きる糧である粘土が積みあがっていたりする。

                


あ、猫だ。そういえばインドで猫を見たのはこのときだけだ。
後は全部犬である。それも野良犬だ。
インドの野良犬は日本のそれとは全然違い、生命力と生命を維持する気迫に満ちていた。
でも、猫は世界中同じ雰囲気をかもし出している気がする。

ポーズまで同じだ。日本の猫と。





どこへ行ってもそうだ。みんな見てくる。
そんなにジャポニ(日本人)が珍しいのだろうか。
珍しいんだろうな。

何気なく買い物をしている。ふと振り向くと、そこには・・・・・・・。

大量のインド人が取り囲んでこっちを見ている。中には写真を撮ってる人もいる。俺の。




普通に雨宿りをしているだけでこうして囲まれる。





正直勘違いしてしまいそうだ。





俺って、いつの間に・・・・・・・・・・・・有名になったんだろうか?



残念ながら俺が有名なのではなく、日本人はほとんど例外なくこうして注目されるようだ。



それにしてもどうしてインドまできてこんなに雨に見舞われるのだろう?
参加者のなかに誰か雨男・女がいるのではないだろうか?






もうひとつ。



どこへいってもそうだ。みんなしてくる。
みんな私たち日本人を見ると物乞い、あるいはそれと思しきゼスチャーをしてくる。

それに対して私は一度もお金を与えたりはしなかった。
このあたりが、私が何のためにインドにきたのかという目的と葛藤する部分である。
でも、一人に与えるといっせいにたくさんの人が群がってくると聞いてしまった以上、
施しは今の私にはタブーであった。
そんな金持ってないし。





いつしかコルコタでももっとも立派な建物にたどり着いた。


ヴィクトリア記念館である。
インドは大半がこんな廃屋のような建物で

占められているが、時には立派な建物もあるのだ。

だけどこの記念館が何のために作られたのか、説明は聞いたのだが完全に忘れた。



この旅唯一の(?)美しい被写体。



どうしてこんなに場所によって差があるのだろう。
この美的な記念館の周囲は、別の意味で美しい牧草地となり、
そこには馬やヤギなどの動物たちが、人間以上に恵まれた環境で命を保っている。



逆にその外縁では、人間が明日消えるかもしれない命を少しでも永らえるための営みをしていた。
           
生きることで必死な人たちがインドには幾億もいるのだ。


とはいっても恵まれた環境で育つ山羊たちは、牛や豚を食べることがほとんどないインド国内では
あくまで食用として存在している。

町を歩いていると、こんなにたくさんのヤギに
出会うことがある。


私はヤギをじっと凝視していた。


ふりかえると・・・・・・・うわ、
みんなが私に注目していた。

しかも眼が怖い。


先ほどの雨はやんでいたが、空には雲が立ち込めていた。
インドは一日に何度も雨が降る。晴れたり曇ったり降ったり忙しい。

コルコタの真ん中にガンジス川の下流が来ていた。



これがガンジス川・・・。



なのだろうけど、なんか思い浮かべていたのとはちがう。
大阪の「よ○川」とか「や○と川」と変わらない印象がある。

一応、沐浴とまでは行かずとも、中に入ってみた。


           ↑よおし、ガンジス川につかったぞ〜。


・・・・・・・・・・・・、


・・・・・・・・・・なんか・・・・・・消化不良・・・・・。


インドといえばガンジス川。
かなりの憧れがあったのだが、こんな風に足首までつけるだけでいいのだろうか。




やっぱ、思いっきりつかりたい。



そんな私を傍らを走る列車の駅からみんなが見ていた。

 


ここであることに気づいた。

日本人に注目するインド人のうち、大人はみんな遠巻きにするだけだけれど、
子どもたちはすぐそばにやってくる。


子どもたちの人懐っこさは大陸も島国も変わらぬ真理なのだ。











そんな私の感動は幻想に過ぎなかった。

     

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