掲示板 日記帳 リンク 更新記録 メール
みんな、ありがとう 普段着お遍路歩きの記
2005年春編 第6回
お参りが終わったあと、石鎚山へいたる道をゆく。
次は石鎚登山だ。
番外札所の星ノ院から山が見えるのだ。
おお、あれか。
って、あんなに遠いの?
てっきり遍路道の延長線上にあると思ってた。だが実際の石鎚山は遥か向こうに天を突き刺すようにその威光を轟かせていた。
そして傍らの道標には
という文字。
よーし!
やめるぞー!
すいません。無理っす。
だって明日の飛行機で帰るんだもん。
うん・・・。帰るのか・・。明日。
再び札所に戻る。昼ごはん食べようっと。
あれま、食べるところがないなあ。これだけ暑いと日陰で食べたい。
あ、あんなところに休憩所が。でもすごい人でごった返している。
ほとんどが団体様のようだ。
一箇所だけ空きがあった。お一人様の私がそこに座る。
ゆっくり食べたかったのだが、他にもこの場所が空くのをお待ちになっている方がいらっしゃるようだ。コンビニにぎりを必死で口に入れて、席を他の人に譲ろうと思った。
私が腰を上げた瞬間、一人のおっちゃんが体を割り込ませてそこへ座った。
何もいわずおっちゃんは自分の荷物を触っている。
こういう人もおるねんな。
その人は白衣を着ていた。遍路に出ていても、あかん人はあかんねえ。
その逆も然り。
めったに人を批判しないけど、このときはそう思った。
12時30分。次へいこう。この美しい寺を後にして。
その前に水の補給である。下りの登山道のそばに自販機があった。
よーし、買うぞ!
あれ?
ない!
正確に言うと、中段の右から2番目と3番目しか残っていない。
この暑い日に、あんた、リアルゴールドだけをもって山を降りられるか。
肝心のアクエリアスもお茶もなかった。ホットすら売り切れだ。
しょうがない。リアルゴールドを2本購入してペットボトルに入れ替えてみた。
すごい色してる。健康ドリンクって見るものではないね。
それに一口飲んでみたら、甘!
いろんな複雑な思いを胸に山を降りた。
なぜか反対がわからたくさんの人がくる。みんな歩き遍路の逆うち?
とおもったら少し先にバスの駐車場があった。
バスをやり過ごし道を降りる。しばらくはアスファルト道路だ。
下から続々とバスが上がってくる。そして続々と後ろから私をバスが追い抜いてゆく。
砂埃を私へのお土産に。
今日は朝から優しさを感じない数時間が続くなあ。
さすがに凹みかけた頃、未舗装の遍路道への入り口がある。
登りが荒れだけ倒壊していたから、さて下りはどうだろう。
だが、「通行禁止」などの表示も無いからだいじょうぶなはずだ。
道に癒されよう。
緩やかに下っている。いいい感じ。こういうのが歩きやすくていいのだ。
すいすいすいすい・・・・・・・・・・。
順調順調♪
すいすいすいすい・・・・・・・・・。
ど
ご
お
ん
!
人気のブランド折畳自転車・マウンテンバイクが最大50%OFF
掲示板 日記帳 リンク 更新記録 メール