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みんな、ありがとう　普段着お遍路歩きの記 　　　　　　　　　　　　　　2005年夏の実況中継編　私なりの結願をめざして　第1８回

やってもうた・・・。泥のように眠ってた。気づいたらこんな時間。
どこからか団体宿泊客の声がする。みんな早起きやなあ・・・。

今日の予定は８０番。およそ３０キロくらいかな？
外はすでにせみが鳴いている。やめて・・・・・。
台風がどこかへ行くことを祈りながら歩こう。

ただいま午前7時

朝のお勤め・・・・・・・・・・・・・・・・・？
日本中の皆さんの予想が当たっておられます。
どど〜ん！

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76番はいつまでもいたくなるようなバラティに飛んだ寺だった。
赤門を出て本郷通りを行く。歩道の右側が日陰になっていて愛を感じる。左側は死の道だ。

時折吹く風が心地よい。風がやんだら心地悪い。
それでも平地な分、距離は稼げそうだ。歩くぞ〜。朝8時ですでに太陽が高い。それにせみの声がすごい。夏の旅はせみの声が耳にこびりつく思いがする。
そんなことをお思いつつ76番に到着。いやあ、早いっす。うれしい。暑すぎるためか人影がまばらだ。バス遍路さえいない。ただ一人坊主頭の若いお遍路さんが真剣にお経を唱えている。修行なのだろうか。

77番へ行くつもりが、なんかわけのわからない道に出た。ちゃんと方向はあってるつもりなのに。地図を出さなきゃ。リュックに入れてるからそのつど荷物を開かなければいけないのが面倒くさい。
ああ、方向音痴を治す薬をください。
迷った街角で地図を見る悲惨な姿

ぜんぜん違う。どこでどう迷ったのか。さらに少し行ったところでまたわからなくなる。犬を連れたおっちゃんが教えてくれた。

ただいま８：３０

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ここから5キロほどで77番。やっぱりこの数字はいいなあ。何かに勝った気がする。
たしかこの近くに接待所があるとおもったのだが、見つからなかった。顔を出したかったのにな。

光線がきつくてどうしてもこの色になる。いいデジカメがほしいっす。

さあて、昼間で歩き続けるっす。
ただいま１０：１５。デッドタイム突入

納経所のおばちゃんが、お接待をくださった。
おお！ヤクルト！ピースケは乳酸菌飲料が大好きなのだ。これが主食といってもいい。そしてお菓子。これは今日の晩御飯にしよう。

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ここから道はぐっと都会に入る。丸亀市にいたっては大都会である。なんかこの格好浮いてるぞ。とくにこの季節はお遍路さんが少ないし。それでも電柱には遍路シールがある。

向こうのほうにうどん屋の看板が見えてきた。食べられるときに食べておこう。ということでうどんといえばやっぱりきつねうどんを食べる。
今日はあまり疲れない。舗装された平地を歩いているとそう感じるのだろうか？

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やや住宅地に入る。そして78番札所到着。
高台の上にある。明石海峡大橋が見えるらしいがわからなかった。ああ、近畿と四国を結ぶ橋がついに見えてきたのか・・。
ここで地下楼に入る。
ぬお！はいって思わず声が出た。一万個くらいはあろうかという小さな観音様が光っていた。
写真とってもよかったのかな？

さあ、でかけよう・・・・・・・・・・・・・・と思って仰天。俺のリュックが置いてある周りにたくさんの人が！！そう、おなじみの団体様である。なんか次々とやってくる。


・・・・・・・・・・・・あの・・・・・・・・・・・・・・・・僕のリュックあなたたちの中にあるんですけど・・・・・・・・・・・・・・・

と言い出せず、立ち尽くしてしまった。みんないっせいに拝んでいる。しょうがない。
混ざろう！！
ピースケを探せ。

ふう、ようやくリュックを取てる。
次は７９番。
ただいま1３時。