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 みんな、ありがとう 普段着お遍路歩きの記 
                    2005年夏編 実況中継 第7回

みなさんへ

どこまでも四国の人は私を助けてくれたっす。
大変に親切な方が私をふもとまで車で運んでくださったー。ふもとに下りる、つまり遍路道を外れた段階で、私は旅を終えたと区切りをつけたっす。ですから、次の遍路は雲辺寺への遍路道の途中から、ということになります。


今、三島川之江インターのすぐそばのファミレスにいるのだ。最後の更新となるでしょう。明日はこのインターの高速バス乗り場からバスに乗って大阪へ帰ります。朝7:30発です。
そして今日の私の野宿場所もこのバス停です。かなり狭くて汚いですが、それでも私はなぜかうれしいっす。これも冒険なのだ。

車を降りた後、ジャスコで食事をしました。あのかっこうでスーパーを歩くのは勇気が要りますね。四国といえども・・。
そのあと銭湯へ。内心、ここでとまれたらいいなあという私の心の中のもっとも日常的な部分が思ったりもしたのですが、
はい、午後11:30で終了。
したがって私の寝床はやはりバス停っす。




歩きながらさだまさしさんの「風に立つライオン」を何度も聞きました。その中ではアフリカに単身向かった医師が、今自分が見ている感動を日本に残してきた恋人と分かち合いたい、という内容の歌詞がありました。

その時思いました。なんで、いきなり実況中継という行動を思いついたのか。もちろん目新しいことをしたいという、私の単純な思いつきもありました。しかし、です。どうもさびしがり屋の私は感動を共有したかったんだなと、心の奥のほうで思っていたようです。
このことを歌によって気づかされました。

確かにこれまでも四国を区切り打ちしながら、今見ている景色をHPを実に来てくださっている方にも見せたいな、とおもいながら歩いてきました。
親切にしてもらったら、一刻も早く誰かに伝えたかった。
もちろん遍路日記を書いてはいますが、みなさんご存知のとおりあの長さです。とうとう一年遅れの更新となってしまいました。
だから、数時間ごとに更新するという無茶ともいえる冒険に出たのです。


実のところ、歩きながらパソコンは肩に食い込むし、更新しなきゃというプレッシャーでバシバシ!
後悔しないはずがなかったのも事実。なにより、普段の遍路日記の三分の一ほどの量です。だからかなり内容的には省略しており、旅日記としては今回はダイジェストになるかな。

しかし、もうすぐ終わる、というときになって、やはりやってよかったと思いました。
私の見た景色をすぐにみなさんにも見てもらえた、私の不安をすぐにあなたに知ってもらえた、四国の人の親切をすぐに知ってもらえた。その思いを率直にここで記します。さびしかったから、こうしたのです。
結願して遍路をもうやめるか続けるかどうかはわかりません。それはこれまで出会った人たちと、これから出会う人たちとともに決めたいと思っています。

お読みいただいて、ありがとうございました。
ピースケ、今からバス停に戻ります。
午後8時30分
    

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