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実はこの場所はかなりきちんと整備されている。
鉱山ではなくなったが、人々が歩けるように案内板も存在している。 |
私たちはしばらく歩き続けた。足元の雪はいつしかなくなっていた。
前方に何か見える。
なんでもいいのだ。目に映るもの全てが魅力的であり喜びと対象となるパワーをこの地はもっていた。
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小さなトンネルがあり、中にはいくつかの作業機械が保存されていた。
それにもまして手前の氷柱のすごさよ。
もう3月だというのに、こんな光景もあるのだ。 |
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私たちはさらに新たな感動を目指して歩き出した。
苔生した石畳には残雪と呼ぶには失礼なくらいきれいな降りたての雪が積もっていた。
どんどん歩いていこう。 |
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ぬお!洞窟?
ちゃう、坑道や。入り口はもちろん柵をされている。その隙間から撮影。
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「なあ、あれ何?」
誰かが言った。
たしかに小高い丘の上に何かある。
それは冒険心を高揚させるもの。
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レンガ造りの建物。
それは放置されてから幾ばくの年月を経ているのだろう。
我々ははやる気持ちを抑える必要すらない。
迷わずそこへ向かう。 |
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角度を変えてみるとその建物の様相が実にクラシックで、
美しい色をしていることがわかる。
元は何の建物だったのだろう。 |
中に入った。
息を呑む、という経験はこういうのを言うのだとこのとき実感した。
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