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朝ごはんには二種類あった。洋食と和食ともに850円。
私は「和」にした。
ご飯のお代わりが可能だからである。 |
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新居浜港から駅まではバスで移動。
思ったより距離があった。最後まで乗っていたのは我々だけ。
すると運転手さんは駅まで直行してくれたのだ。
驚くほど小さな駅の側でレンタカーをかりた。
あとは現地へ向かうだけだ。 |
春の空は青く透き通っていた。空気も優しかった。3月の温もりを感じさせていた。
道はどんどん山に入っていく。
ふもとは優しい春だったが、自然は厳しかった。 |
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気がつけば道は雪で覆われ、それが固められて氷になっていた。
なんと自然の厳しいことよ・・・・・・・・・・
などと気取っている場合ではない。
運転しにくくてしょうがないのだ。
(・・・と助手席で見ていて思った。)
冗談抜きでかなり危険な状況だった。 |
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しかし、こんなことで驚いてはいられなかった。
凍っていても道は道である。
しかし・・・・・・・
わわわわわ!
これは、道と呼べるのだろうか?
完全に倒壊してるではないか。 |
これでは向こう岸へは渡れない。
「どうする・・・?」
討議した。
やはり無茶をしてはいけない。うっかりすると崖下に転落するかもしれないのだ。
我々は再び車に乗り込んだ。日を改めよう。春になればきっといけるはずだ。
断念するのも勇気だ。
またきます。
ありがとう、別子銅山、
さようなら、四国!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なこと、できるわけがない。
とはいうものの、どうやってこれを渡るかだ。
ううむ・・・・・。
よく見ると、人一人分ぐらいの足場はないことはない。
結論は
「気をつけて渡ろう」
3人とも気をつけて渡った。
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気をつけて渡り終えると、また気をつけて歩かねばならない道が待っている。
歩き出して随分たった。
まだかな?別子銅山は。 |
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おや、眼下に何か見える。
石でできた何かがある。
心が躍りだした。
でもあれが何かわからない。
早く、早く!
近くへ行きたい。
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近くに来てみた。
やっぱり何かがある。
でも、これ何?
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何かわからんけど、でもやっぱり興奮する。
わけがわからなくてもいい、さらに冒険の旅は勢いを増すのだ。
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