天空の街へ ペルーひとり旅
第14回 ワイナピチュ山の崖の上
トンネルを抜けるとまた石段があった。
さらに鉄のはしごがかかっている。
それをのぼる・・・・・、のぼ・・・・・・、上れない!もう足が動かない。
両手両足を駆使してようやく這い上がった。
ワイナピチュ山頂直前でこんな面白いルートを通るのもまた一興ではある。
息も絶え絶えとはこういうのを言うのだろう。周囲の欧米人(脚の長さ2倍)や、Mさん(トレーニング済み)に比べ実に悲惨なおれである。
眼下には何も見えなかった。本来ならここからマチュピチュの全景が見えるはずなのに。
見えない分、一体どんな高さなのかがわからず余計に怖かった。
余裕あるふりをしているが、実は脚が震えている。欧米人は崖の先端でふざけている。
俺には絶対無理だ。
早朝にもかかわらずものすごい混雑である。
みんな霧が晴れるのを待っているのだ。
暇にあかせてMさんと写真を撮ったが、後ろで誰かがピースをしている。
「それにしても見えませんね。」
霧の合間から下の川が一瞬見えたが、肝心のマチュピチュがまだだ。
場所を変えることにした。あまりにも人が多く落ち着かないからだ。
岩を必死で這いながら移動をする。途中小さな階段があった。そこを降りることにする。
びびりながらも動画をとる。
一歩踏み外すと・・・・・。
さらに途中で写真を一枚。
これも余裕あるふりをしているが、思いっきり怖がっている。
これも遺跡の一つなのだろうが、踊り場のような場所があった。
そこに荷物を置き、晴れ間を見つける。
1時間も経過・・。
あ!
すこしマチュピチュが見えた!
がんばれ!
がんば・・・・・、
あ"あ"〜!!
天空の街 ペルーひとり旅 目次
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||