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天空の街へ ペルーひとり旅 



     第12回   神聖な地を訪れた瞬間  




先ほどまでの興奮はどこかへ行っていた。
なぜか心の中はさざなみほどの動きも見られず、目は静かに静かに前方を見つめていた。
本当に神聖なものに出会うとき、人の心は静かになるのかもしれない。


遺跡へのゲートが開き、人々が進み始めた。
急激に角度が急になり山の上へと道は続く。


数十時間寝ていないためだろう、早くも息が上がる。


いつしか道は霧の上へ出た。
右側にひときわ白い霧の塊があり、さらにその前方には何かが見える。

そう、何かが見えた。
前を歩くMさんも無言だ。そこにいる誰もが無言になっていた。


ただ俺のぜいぜいいう息の音だけが耳障りに自分に聴こえてくる。





これか?




これだ。




これが・・・・・・・・・・・・・・・・・




あの、俺の夢にまで見た存在だ。





神様!








上の景色を見た瞬間、私の周りでは数十年が経過した。
いや、数百年の時を感じた。実際には数秒がめ経過しただけである。




このときの私の気持ちを、言葉で形容することがどうしてもできない。
ただ上の映像をとりながらすでに泣きそうになっていた。
体と心の一番奥のほうから、小さな光が生まれ、そして宇宙の果てまで届いた気がした。




私はいまマチュピチュをみている。
神なるマチュピチュがそこにいる。



ありがとう!



もうこれ以上かくことはできない。
この回はこの動画だけがすべてである。だから背景も真っ白だ。
そしてすごい短さで終わる。
静かに終わる。




本当にこれで「次回につづく」






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