第33回 丘の上へ  富良野から美瑛

下ネタ一杯の一夜が明け、上品な朝がやってきた。夏とは思えないエレガントな太陽が差し込んでいる。
ライダーハウスは素泊まりなので朝食は出ない。すぐに出発することにする。
「チャリを見せてくださいよ。ピースケさんを見てるとチャリで旅するのになんかあこがれました。」
「いやあ。」
「さすが荷物が多いですね。チャリが地面にめり込んでますよ。」
チャリがめり込む・・?

げへ!?


ここへきてチャリがついにパンクしてしまっているじゃねえか。いつのまにしたんだろう?
でも俺はチャリダーだ。すいすいとパンク修理を・・・・・・

修理を・・・・・?


実はおれパンク修理、したことないんです。誰か助けてください。
結局ライダーのAさんがほとんどをやってくださった。
             
周りの人は大うけである。

でも修理が出来上がるまでみんな待ってくれていた。
お礼に皆さんにメロンを振舞う。一つ300円の美味なる味である。本当に安い。
 


他の皆さんはもうしばらくここでゆっくりされるようだが、俺は出発する。
最後に写真を撮った。
      
全員集合した写真はこの一枚しかない。貴重なショットである。
さようなら、みなさん、また会いましょう。

このあと、中央に写っているヒッチハイク大学生さんは日本一周の途中にピースケ宅に一泊していった。そのときの話題はもちろん下ネタであった。
左端のSさんとその隣のTさんとは、2009年暮れに小笠原渡航の前日に東京でお会いすることができた。呑みながらの会話は言わずもがな下ネタである。



237号線はずっとのぼりであった。
十日を越えてようやく本当の晴れがやってきた気がする。
旅をするならやはり晴天がいい。曇っていたら景色の美しさは激減する。
残念ながら今回の北海道の旅は激減したままで進んでしまった。


緩やかな坂道の途中に人が集まっているところがあった。普段なら素通りをするところだが、俺の心のアンテナがなにかをキャッチしたので中に入った。
       
いかにも北海道であった。





ここはかんのファームといって個人で経営されている農場であった。



             









一つひとつの花も手入れがされており美しかった。






なにより私が驚愕したのはこの広大さであった。
           

幾万本の花のすべてに命がある。当たり前だけどものすごいことのように感じた。



太陽が徐々に頭の上にやってきた。
太陽と共に俺も上る。丘をのぼる。汗は額をくだっていく。

息があえいでいたが、瞬時にそれがとまった。

丘の一番上からの光景。。

この開放感に心が高揚するのがわかった。
だが、心のアンテナが別の情報をキャッチした。「ここの美しさはこんなものではないぞ」と。
そしてもう一つの悲しい情報も拾っている。


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